2025年9月16日火曜日

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新・里見八犬伝攻略

へようこそ。

当サイトは、かつて、1989年にファミコンで発売された、「新・里見八犬伝」の攻略サイトです。

ファミコン時代の中期に生まれたために、広大なマップや、8人パーティーなど、なかなかの意欲作な割に、数々の問題点もあり、ものすごいクセ強RPGとして、いまだに話題にあがるくらいの有名作である本作を細かく紹介していきます。

今なおレトロゲームマニアたちをうならせてやまない本作をぜひこの攻略情報を使い遊び倒してみてください。

なお、同じくファミコンで発売された、SNK製の「里見八犬伝」とは、テーマ作品を同じくした完全な別ゲームです。
SNK製の方が4人パーティーでよくある初期のRPGの基本的なものになります(クセ弱め)。
※こちらも「FC里見八犬伝攻略」で紹介しておりますのでよかったら


~ 基本データ ~





※マップ情報に関してはあまりに複雑なため、偉大な先人、
をぜひ参照なさってください
驚くほど詳細に記載してくださっています


~ 攻略データ ~





概要

かの有名な長編小説、「南総里見八犬伝」を鎌田敏夫氏が翻案した小説「新・里見八犬伝」。その作品から、1983年に映画化された、「新・里見八犬伝」の実写版映画『里見八犬伝』をモチーフとした和風RPGです。

魔性の女「玉梓」を筆頭にした「闇一族」と深い因縁を持つ戦士「八犬士」全8名と静姫を集結させ、8つの珠を集め、闇一族の長、「玉梓」を打倒するために旅をします。

SNK/アルファ電子製で同名作品をモチーフにし、本作に先駆けて発売されていた、ファミコンソフト「里見八犬伝」とは題材が同じ他は、特に関係はありません。
※1年ほど前にファミコンソフト「里見八犬伝」が発売されていて、本作に、「新」の字があることから続編などの誤解を多く受けていました


特徴

プレイヤーはゲーム開始時に八犬士から、小説にもある、各々が与えられている珠を選択することで、任意の1名を選択します。
その時に選んだ珠に対応する犬士が主人公となり、そのキャラだけは名前を変えられます。

序盤は他の八犬士達と出会い仲間にし、同時に8つすべての珠を集め、静姫とともに関東地方周辺をモチーフにした世界を巡り、闇の勢力を倒していき、闇の勢力の長、たまずさ(玉梓)を打倒する物語です。

以下、よく言われる評価点・難点含め、特徴的な部分です。

・BGMがよくできている。
・敵キャラクターのグラフィックがファミコン中期の割によくできている。戦闘中アニメーションするのは当時ではかなりレア。
・パーティは最終的に八犬士と静姫の9人パーティー、ただし、静姫はお供しているだけで戦闘には参加しない。フィールドでも9人分描かれるため、全員揃うと移動がかなりもっさりする。
・キャラクター各々にレベルがあり、最大46レベル。
・生(0になると死亡)、法(呪文で消費)、ちから、はやさ、まもりのパラメータがあり、レベルアップでキャラクターごとに決まった一定の範囲でランダムで増加。
・敵の回避率が高くて戦闘が長い。自動戦闘はあるものの、ただ攻撃をするのみ。
・静姫加入まではキャラクターが全員死亡するとゲームオーバーでタイトルへ。セーブしたところからやり直し。静姫加入後は全滅しても静姫1人で移動可能→キャラクター復活も可能。
・装備は全員共通で、誰でもすべての武器・防具が装備できる。しかし、それぞれに得意装備が設定されており、キャラにより、ちから、まもりの上昇量が異なる。
・ストーリー展開が不明、かつ、ヒントが少な過ぎて、攻略情報無しではかなり難しい(マップの隅々まで歩けばなんとかなるとも言えるが)。
・キャラクターによる初期の難易度差が激しい。最初の村でいきなり最強武器が手に入ってしまうキャラがいたり。
・道具を渡すことができず、先頭キャラから順に持ってしまうため、ちからの低いキャラは道具をよく使う、などの戦略がとりづらい
・ちょっと動作のおかしい部分から、進行不能になる深刻バグが

回避率が全体的に高く、魔法すらロクに当たらず、戦闘テンポが悪い。一応オート戦闘はある。
ボスの直前でエンカウントすると「ボスが消失する」というゲームを崩壊させるバグが存在する
これに関してはエンカウントしないよう祈るしかない。セーブデータからやり直せば復活してくれる。
死者がいる状態で移動魔法を使うと移動先がバグるが、今作ではこの程度ならマシな方。
基本システムやUIが未成熟なせいで不親切な点が多々ある
道具を「渡す」コマンドが存在しない。入手したアイテムは先頭キャラから埋まる。アイテム役を作ることさえ一苦労。
マイクロニクス開発RPGとしては前作品にあたる『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』のソースの多くを流用しているようで、基本システムや挙動に共通点が多い。『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』は一人旅*1のRPGであった為、UIが若干未成熟ではあったがあまり問題になっていなかった。しかし本作ではその「一人旅前提のUI」がほぼ直っていないまま、システムがパーティー制になってしまっている為に発生した問題と思われる。
賛否両論点
意図的にエンカウントを無効にできる状況がある。
「犬川 荘介」(そうすけ)を主人公に選ぶと、一人旅の内はフィールドでのランダムエンカウントが全く発生しない。(荘介が旅立つ前から所持している「まよけのふえ」の音色の力で敵から見つからない、とゲーム中でも説明される)
高レベル帯も無傷で突破できるため、序盤どころかゲーム開始時点で最高クラスの装備を入手できる。
静姫を仲間にした後に全滅してもゲームオーバーにならず、静姫の単独行動となる。
この状態ではエンカウントどころか戦闘自体が発生せず、ボス戦*2以外は自由にイベント進行可能。ただし、「八犬士を復活させるアイテムや、そのアイテムを購入する資金を捻出する方法が無い状態で静姫一人になる」と詰み。
これらはバグではなく仕様であり、日本製RPG屈指の自由な攻略が可能。ゲームバランスをもっと練りこんでいれば評価されていたかもしれない。
総評
独特なシステムのRPGで、悪い意味で知名度がソコソコあり、同年発売のSNKの『里見八犬伝』、ひいては「南総里見八犬伝そのもの」に風評被害を及ぼしている。
効果の無いアイテムが複数あるなど、もはや未完成かと思わせる部分がある。

余談
クレジットすらされない事も多々あった下請け企業「株式会社マイクロニクス」が、初めてオープニング画面にコピーライト表記されたゲームである。
なお、本作より以前に『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』の取扱説明書にて会社名が明記されてはいた。
「げぼ」という台詞は本作のプレイヤーにとってかなり印象的なものだったようで本作を語る際にはしばしば引き合いに出される。
ファミ通1997年12月5日号の特集「クソゲー注意報」において漫画家・柴田亜美氏がクソゲーの憎き思い出としてこのタイトルを挙げている。
同コラムによるとサガシリーズ等で有名な河津秋敏氏もプレイ済みであったとのこと。


南総里見八犬伝とは

本作品のモチーフになった、そもそもの「南総里見八犬伝」とは・・・

『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん、旧字体:南總里見八犬傳)は、江戸時代後期に曲亭馬琴によって著わされた長編小説、後期読本。里見八犬伝、あるいは単に八犬伝とも呼ばれる。

文化11年(1814年)に刊行が開始され、28年をかけて天保13年(1842年)に完結した、全98巻、106冊の大作である。上田秋成の『雨月物語』などと並んで江戸時代の戯作文芸の代表作であり、日本の長編伝奇小説の古典の一つである。

『南総里見八犬伝』は、室町時代後期を舞台に、安房里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説である。共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣が身体のどこかにある。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。

馬琴はこの物語の完成に、48歳から76歳に至るまでの後半生を費やした。その途中失明という困難に遭遇しながらも、息子宗伯の妻であるお路の口述筆記により最終話まで完成させることができた。読本は発行部数も少なく価格も高価であったが、貸本によって多くの人々に読まれており、馬琴自身「吾を知る者はそれただ八犬伝か、吾を知らざる者もそれただ八犬伝か」と述べる人気作品であった。明治に入ると、坪内逍遥が『小説神髄』において、八犬士を「仁義八行の化物にて決して人間とはいひ難かり」と断じ、近代文学が乗り越えるべき旧時代の戯作文学の代表として『八犬伝』を批判しているが、このことは、当時『八犬伝』が持っていた影響力の大きさを示している。逍遥の批判以降『八犬伝』の評価は没落していくが、1970年代から80年代にかけて復権し、映画や漫画、小説、テレビゲームなどの源泉として繰り返し参照されている。


攻略チャートその2

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