2025年9月16日火曜日

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当サイト

新・里見八犬伝攻略

へようこそ。

当サイトは、かつて、1989年にファミコンで発売された、「新・里見八犬伝」の攻略サイトです。

ファミコン時代の中期に生まれたために、広大なマップや、8人パーティーなど、なかなかの意欲作な割に、数々の問題点もあり、ものすごいクセ強RPGとして、いまだに話題にあがるくらいの有名作である本作を細かく紹介していきます。

今なおレトロゲームマニアたちをうならせてやまない本作をぜひこの攻略情報を使い遊び倒してみてください。

なお、同じくファミコンで発売された、SNK製の「里見八犬伝」とは、テーマ作品を同じくした完全な別ゲームです。
SNK製の方が4人パーティーでよくある初期のRPGの基本的なものになります(クセ弱め)。
※こちらも「FC里見八犬伝攻略」で紹介しておりますのでよかったら


~ 基本データ ~





※マップ情報に関してはあまりに複雑なため、偉大な先人、
をぜひ参照なさってください
驚くほど詳細に記載してくださっています


~ 攻略データ ~





概要

かの有名な長編小説、「南総里見八犬伝」を鎌田敏夫氏が翻案した小説「新・里見八犬伝」。その作品から、1983年に映画化された、「新・里見八犬伝」の実写版映画『里見八犬伝』をモチーフとした和風RPGです。

魔性の女「玉梓」を筆頭にした「闇一族」と深い因縁を持つ戦士「八犬士」全8名と静姫を集結させ、8つの珠を集め、闇一族の長、「玉梓」を打倒するために旅をします。

SNK/アルファ電子製で同名作品をモチーフにし、本作に先駆けて発売されていた、ファミコンソフト「里見八犬伝」とは題材が同じ他は、特に関係はありません。
※1年ほど前にファミコンソフト「里見八犬伝」が発売されていて、本作に、「新」の字があることから続編などの誤解を多く受けていました


特徴

プレイヤーはゲーム開始時に八犬士から、小説にもある、各々が与えられている珠を選択することで、任意の1名を選択します。
その時に選んだ珠に対応する犬士が主人公となり、そのキャラだけは名前を変えられます。

序盤は他の八犬士達と出会い仲間にし、同時に8つすべての珠を集め、静姫とともに関東地方周辺をモチーフにした世界を巡り、闇の勢力を倒していき、闇の勢力の長、たまずさ(玉梓)を打倒する物語です。

以下、よく言われる評価点・難点含め、特徴的な部分です。

・BGMがよくできている。
・敵キャラクターのグラフィックがファミコン中期の割によくできている。戦闘中アニメーションするのは当時ではかなりレア。
・パーティは最終的に八犬士と静姫の9人パーティー、ただし、静姫はお供しているだけで戦闘には参加しない。フィールドでも9人分描かれるため、全員揃うと移動がかなりもっさりする。
・キャラクター各々にレベルがあり、最大46レベル。
・生(0になると死亡)、法(呪文で消費)、ちから、はやさ、まもりのパラメータがあり、レベルアップでキャラクターごとに決まった一定の範囲でランダムで増加。
・敵の回避率が高くて戦闘が長い。自動戦闘はあるものの、ただ攻撃をするのみ。
・静姫加入まではキャラクターが全員死亡するとゲームオーバーでタイトルへ。セーブしたところからやり直し。静姫加入後は全滅しても静姫1人で移動可能→キャラクター復活も可能。
・装備は全員共通で、誰でもすべての武器・防具が装備できる。しかし、それぞれに得意装備が設定されており、キャラにより、ちから、まもりの上昇量が異なる。
・ストーリー展開が不明、かつ、ヒントが少な過ぎて、攻略情報無しではかなり難しい(マップの隅々まで歩けばなんとかなるとも言えるが)。
・キャラクターによる初期の難易度差が激しい。最初の村でいきなり最強武器が手に入ってしまうキャラがいたり。
・道具を渡すことができず、先頭キャラから順に持ってしまうため、ちからの低いキャラは道具をよく使う、などの戦略がとりづらい
・ちょっと動作のおかしい部分から、進行不能になる深刻バグが

回避率が全体的に高く、魔法すらロクに当たらず、戦闘テンポが悪い。一応オート戦闘はある。
ボスの直前でエンカウントすると「ボスが消失する」というゲームを崩壊させるバグが存在する
これに関してはエンカウントしないよう祈るしかない。セーブデータからやり直せば復活してくれる。
死者がいる状態で移動魔法を使うと移動先がバグるが、今作ではこの程度ならマシな方。
基本システムやUIが未成熟なせいで不親切な点が多々ある
道具を「渡す」コマンドが存在しない。入手したアイテムは先頭キャラから埋まる。アイテム役を作ることさえ一苦労。
マイクロニクス開発RPGとしては前作品にあたる『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』のソースの多くを流用しているようで、基本システムや挙動に共通点が多い。『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』は一人旅*1のRPGであった為、UIが若干未成熟ではあったがあまり問題になっていなかった。しかし本作ではその「一人旅前提のUI」がほぼ直っていないまま、システムがパーティー制になってしまっている為に発生した問題と思われる。
賛否両論点
意図的にエンカウントを無効にできる状況がある。
「犬川 荘介」(そうすけ)を主人公に選ぶと、一人旅の内はフィールドでのランダムエンカウントが全く発生しない。(荘介が旅立つ前から所持している「まよけのふえ」の音色の力で敵から見つからない、とゲーム中でも説明される)
高レベル帯も無傷で突破できるため、序盤どころかゲーム開始時点で最高クラスの装備を入手できる。
静姫を仲間にした後に全滅してもゲームオーバーにならず、静姫の単独行動となる。
この状態ではエンカウントどころか戦闘自体が発生せず、ボス戦*2以外は自由にイベント進行可能。ただし、「八犬士を復活させるアイテムや、そのアイテムを購入する資金を捻出する方法が無い状態で静姫一人になる」と詰み。
これらはバグではなく仕様であり、日本製RPG屈指の自由な攻略が可能。ゲームバランスをもっと練りこんでいれば評価されていたかもしれない。
総評
独特なシステムのRPGで、悪い意味で知名度がソコソコあり、同年発売のSNKの『里見八犬伝』、ひいては「南総里見八犬伝そのもの」に風評被害を及ぼしている。
効果の無いアイテムが複数あるなど、もはや未完成かと思わせる部分がある。

余談
クレジットすらされない事も多々あった下請け企業「株式会社マイクロニクス」が、初めてオープニング画面にコピーライト表記されたゲームである。
なお、本作より以前に『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』の取扱説明書にて会社名が明記されてはいた。
「げぼ」という台詞は本作のプレイヤーにとってかなり印象的なものだったようで本作を語る際にはしばしば引き合いに出される。
ファミ通1997年12月5日号の特集「クソゲー注意報」において漫画家・柴田亜美氏がクソゲーの憎き思い出としてこのタイトルを挙げている。
同コラムによるとサガシリーズ等で有名な河津秋敏氏もプレイ済みであったとのこと。


南総里見八犬伝とは

本作品のモチーフになった、そもそもの「南総里見八犬伝」とは・・・

『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん、旧字体:南總里見八犬傳)は、江戸時代後期に曲亭馬琴によって著わされた長編小説、後期読本。里見八犬伝、あるいは単に八犬伝とも呼ばれる。

文化11年(1814年)に刊行が開始され、28年をかけて天保13年(1842年)に完結した、全98巻、106冊の大作である。上田秋成の『雨月物語』などと並んで江戸時代の戯作文芸の代表作であり、日本の長編伝奇小説の古典の一つである。

『南総里見八犬伝』は、室町時代後期を舞台に、安房里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説である。共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣が身体のどこかにある。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。

馬琴はこの物語の完成に、48歳から76歳に至るまでの後半生を費やした。その途中失明という困難に遭遇しながらも、息子宗伯の妻であるお路の口述筆記により最終話まで完成させることができた。読本は発行部数も少なく価格も高価であったが、貸本によって多くの人々に読まれており、馬琴自身「吾を知る者はそれただ八犬伝か、吾を知らざる者もそれただ八犬伝か」と述べる人気作品であった。明治に入ると、坪内逍遥が『小説神髄』において、八犬士を「仁義八行の化物にて決して人間とはいひ難かり」と断じ、近代文学が乗り越えるべき旧時代の戯作文学の代表として『八犬伝』を批判しているが、このことは、当時『八犬伝』が持っていた影響力の大きさを示している。逍遥の批判以降『八犬伝』の評価は没落していくが、1970年代から80年代にかけて復権し、映画や漫画、小説、テレビゲームなどの源泉として繰り返し参照されている。


2025年9月3日水曜日

攻略チャートその1

レトロゲーム攻略 > ファミコン > 新・里見八犬伝 > 攻略チャートその1


本作の攻略チャートを順に記載していきます。

なお、直接の攻略情報ではなくても、本作の解説になるような内容は紫文字で注釈を入れていたりします。

八犬士のうち、好きなキャラでゲームを開始します。
スタートすると、八犬士に対応した珠、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の選択で始まり(どの珠が誰かはキャラクター選択にて)、選んだキャラが主人公になって開始、序盤のストーリーもそれぞれのものになります(中盤以降はほぼ誰でも同じですが)。

全8キャラクターの攻略チャートを載せてもほぼほぼかぶりますので、ここでは攻略しやすい(と勝手に筆者が判断している)しんべいを主人公にした場合のルートを紹介していきます。
※もしくは、そうすけは一人旅の間は敵に会わずに多くの町を訪問して最強装備もかなり集められるため、そうすけも開始キャラによいと言われています


かのうのむら

まずは名前をつけて、簡単なストーリーが語られた後、200両を持たされ村の中からスタート。
ちなみに、本来原作ではしんべえなのですが、本作ではしんべい(他の主人公スタートで仲間にした時もそう)となっています。

このゲームの特徴として(というより当時のRPGだいたいそう)、スタートから速攻何をしてよいかわからなくなると。

とりあえず、なたを持っていますので「つかう」で装備しましょう。
今後も仲間が増えると結構武器を所持していますので、仲間が増えたら毎回荷物チェックを。

そして、村の防具屋で、少し装備を整えておきましょう。
※ある事情で今後のために何も買わないのもあり

村の人達から情報収集するも、ほぼ会話後「げぼ」の言葉とともに息絶えるという悲しき村です(お店の人達はなぜ元気なの?とか野暮は言いません)。

この後も、村人が毒などで殺された(殺されかけ)場合にも、最初話しかけた時だけ話ができ、語尾に「げぼ」がつき、二度目から死亡している(でもキャラは動いているw)というシーンが多く登場し、この「げぼ」が本作を象徴する代名詞ともなっています。
ゲロを吐くシーンでも無いですし、血を吐く擬音なんでしょうかねえ・・・。

装備を整えたら、しんべいの大事なところは、実はこの村、東側に進むと、村を出てしまうかと思いきや、隙間をあけてなぜか東側にも村があります。
こちらに重要人物の静姫がいるので話しかけます。
とりあえず、里見八犬伝のメインストーリーっぽい任務、仲間八人揃え、珠を集めてきてくれとのこと。
さっそく村を出て旅立ちを。

と言っても、本作は城に行かないとセーブできない仕様なのに、なぜかしんべいのスタート地点は近くに城が無いという、しかも敵に殺されると即ゲームオーバーでまた最初からやり直しという(ドラクエのような教会で復活、続きから、とかもない)。
いきなり激辛仕様です。

せっかく装備を整えたのにいきなり死ぬのも切ないので、次の村に行く前に少し鍛えておきます。
と言っても、本作の特徴で、序盤から突如強敵が登場したり、村の近くをちょっと離れると瞬殺されるレベルの敵しか出ないエリアだったりします。
用心に用心を重ね、レベルが2上がるくらいまでは、雑魚敵でも、げにん、たぬき、くらいとしかまともにやりあわない方が無難です。
なお、本作は逃げるの成功率もだいぶ高いですので、ある程度強い敵と出会ってしまったら迷わず逃亡を。
このあたりのコツは、何度か全滅、最初からやり直しを繰り返し体で覚えていくような、結構なキツイゲームとなっております。
※全滅するとまた最初の珠の選択から、というかなりの苦行で・・・

このあたり、ファミコン初期に多かった、アクションゲームなどで何度も死にながら敵の出現パターンを覚える、通称死にゲーの類とよく似ていますね。

最初にセーブできるところは次の村の近くにあるため、レベルが2か3になったら、迷路のような道を北へ進み、ようろうがわのさとを目指します。


ようろうがわのさと

かのうのむらからほぼ北へ進むだけで、次の村は見えてきます。
が、道中かなり強い敵も出てきますので、逃げたり戦ったり、よい判断でなんとかたどり着きましょう。
この村は、すぐ近くに城があり、殿様に話しかけるとやっと最初のセーブポイントになりますので、ここでぜひセーブしておきましょう。
以降、少し全滅でのやり直しのつらさが軽減されます。

セーブ後、ようろうがわのさとに入りましょう。
ここには最初の仲間、そうすけがいます。話しかけてパーティーに加えましょう。
ようやく一人旅から解放されますが、この時点では、装備もほぼ無く(かさが有効なくらい)、攻撃力皆無、体も貧弱ですぐ死んでしまう、とあまり仲間にしてもパーティーの戦力は上がりません。
さらに特殊な事情でそうすけの呪文は封印されていて、後ほど解除する場所に行かなければ、よくRPGにいる僧侶のようなキャラなのに、呪文が使えないままという切ない状態です。
あくまでストーリー上加えておく、くらいの気持ちで。

なお、本作の特徴として、武器・防具は、どれでも誰でも装備することができます。
ただし、装備はできても、相性のよい装備でないと、そのキャラクターの、ちからもまもりもほとんど上がらない(場合によっては0)ことも多々あります。
特にそうすけはほとんど有用な武器はありません。

仲間が死んでも復活にはかなりお金がかかりますし、そうすけはほぼ戦力外なので、戦闘は避けつつ(よほど弱い敵だけ)、次の村を目指し、川を渡り北上、とうがねのむらへ向かいます。


とうがねのむら

ようやくここで序盤の主戦力こぶんごが仲間にできます。
村の中にいるので話しかけるだけで大丈夫です。

ここで序盤から節約していれば、もしくは一切お金を使わずにいたら、武器屋でせっかんぼう200両を買うことができます。
なんと、驚くなかれ、こんな最初の村で買える武器が、こぶんごの最強装備で、攻撃力も驚きの180を誇ります。
これで当面仲間が揃うまではこぶんごがメインアタッカーになり、ほとんどの敵は一撃で倒せるようになります。
こんなバランスブレイカーがいきなり手に入るて、武器の設定ミスなんですかねえ。
そして後半、同じ攻撃力の最強武器が手に入るという謎仕様。

引き続き、仲間を求めて、今度はとうがねのむらから北西へ進み、2つの村が並んでいるおおつかのさと(左が本命)に向かいます。


おおつかのさと

ここで、後半最強の仲間へと成長を遂げるしのが仲間に加わります。
ちから、はやさも十分で、仲間で唯一、防御力強化の呪文を覚えていって、ボス戦に役立ちます。

話の中で、村を滅ぼしたげんじん(中身はらせつぼう)を倒して欲しい旨言われますが、この時点では多少こぶんごが強いだけでは相手になりませんし、先に進めなくなるような設定ではないので今回は、しのごめん、とスルーしておきます。

しのの装備を少し整えたら(と言ってもこの後どんどんお金は必要になりますので基本何も買わないのもありです)、おおつかのさとのすぐそばを流れる川沿いに北西に進み、城があるのでセーブしつつ、また北西、よりいのまちへ。

なお、このゲームでは、初期の仲間の配置されている村・町を繋ぐ道中はかなり弱い敵しか出ませんが、うっかりそのルートを外れると、序盤ではとうていかなわない強敵がいきなり出てきて瞬殺されますので、移動時は次の村への最短ルートを外れないように気をつけましょう。


よりいのまち

このあたり、新しい村・町に入るたびに仲間が増えて、道中でうっかり強敵に全滅させられない限りテンポよく進められて楽しいです。
次の仲間はどんなかな、というワクワクもあり、戦力増加が楽しくもありで。

町中でけのを仲間に加えます。
このけのは、ちょっと独特な忍者的キャラなため、鎧や兜の類は装備しても強化できず、代わりに服類で強くなれ、最強防具にあたるくろしょうぞくが安く手に入るため、早くに強化できます。
また、今のところ、そうすけが呪文を使えるようになるまでは唯一の回復呪文を使えるキャラなので重宝します。

ここから多少順番は自由ですが、近くて装備も充実するので、南西に進み橋を渡り、としまのまちへ向かいましょう。


としまのまち

人を殺めて反省中のようなどうせつが仲間になります。
ここでは、貴重な中盤までけのの主力武器として役立つふきやが、攻撃力が72となるのでぜひ買って装備させておきましょう。
お金に余裕があればかたななどもどのキャラにも役立つので一つ購入を(しのなどに)。

ここで死亡キャラ復活できるアイテム、ふしのみが購入できるようになるので覚えておきましょう。
本ゲームでは、仲間が死亡すると寺で復活させますが、なんと、レベル×50両と結構な費用がかかります。
復活アイテムのふしのみが250両なので、レベルが5以上になったら寺には行かず、このふしのみで復活させる方がお得になります。
※どこでも(戦闘中でも)復活できるのもあり、ふしのみがあれば寺は完全に不要になります・・・なぜこんな料金設定にしてしまったし

この後、道すがらと、南に進んでいってしまうと、ひとつ橋を渡ったあたりで急に敵が強くなり地獄、あっさり全滅しますので、必ず北へと来た道を戻りましょう。

よりいのまちまで戻ったら、東へ進み、川にぶつかったら橋を渡り、また川沿い東へ進み、ふるかわまちへ。


ふるかわまち

ここでも八犬士の一人、首斬り役人だったというげんぱち(犬飼現八)が仲間になります。
手前でよろいむしゃ数体とエンカウントしますが、この時点で6名パーティー&こぶんごやけのが十分戦力になっているので瞬殺できるでしょう。

いよいよ仲間もあと少しで揃いますので、最後の仲間を探しに、町を出て川沿い北西に進み、こうしんさんのむらへ。


こうしんさんのむら

八犬士最後の一人、だいかく(犬村大角)がここで仲間になります。
ここで仲間にしたところのとなりの寺に中ボス的なおにぐもがいますが、だいかくもまだ仲間にしてすぐで弱いですし、一旦後回しがよいかと。

これでついに八犬士が揃いました。
ここからいよいよ本編攻略的なものが始まりますが、まだどこに行くにもパーティーが弱いですので、まずは本作のお約束、ひたすら苦行のレベル上げが必要になります。
本作は、多くのクリア経験者の方の談+自身の経験で、普通にプレイしていると、クリアまでに30時間~40時間ほどかかり、その内8割の時間はひたすらレベル上げをしていただけ、とまで言われるほど、レベル上げに時間がかかり(物語後半では1戦闘がひたすら長い)、しかも戦闘システムがシンプルで、戦術的なものはほぼないので、強いボスにはただレベルを上げて挑むしか対応策がないという・・・。

ですので、第一次レベル上げ期がこの八犬士集結直後あたりに来ます。
戦闘時間短縮も考え、
・今の戦力で容易に倒せる村・町近くで戦闘
・お金が貯まったら武器から充実させる(戦闘時間短縮のため)
・この後無料で最強武器が手に入るような仲間の装備は後回し
を基準にしばらくレベル上げを。

途中、どうしても冒険して一気に強くなりたかったら、必ずセーブしてから、こうしんさんのむらから東、とらいみんのさとへ、道中、現段階では太刀打ちできない強敵ばかり出ますので、すべて逃げて進みます。
村の中では、それぞれの家の中で話しかけると村民から貴重な武具(一部意味の無いアイテムも)をもらえます。
この中でも、げんぱちやだいかくの最強武器となる、ちから200超えというてんぐのうちわ、そうすけが装備で255もちからが上がるじゅばくのひもなどがもらえます。
※この村でもらえるアイテムは、選択した主人公で変わるので注意です。しんべい、しのが主人公の場合しか、そうすけ最強武器のじゅばくのひもは手に入りません。

ちょっと無理してとらいみんのさとで強力武器を手に入れられると、運がよければ誰も死なずにこの近辺の強敵も倒せるようになり、倒せると今度は毎回戦闘ごとに誰かレベルが上がるようになり、レベル上げがだいぶはかどります。

そうすると、お金もだいぶ貯まりますので、そこそこの装備を揃えてしまうとこの後が楽になります。
けのの最強防具、くろしょうぞく1000両などは安いので、この時点で買ってしまいましょう。

レベルも、最低6、7くらいあればここから先にストーリー進められますが、せっかくなので全員10くらいまで上げてしまうとだいぶやりやすくなります。

レベル上げが十分できましたら(もしくは飽きましたら)、いよいよ中ボス退治に。
まずはこうしんさんの村の寺の奥で人っぽいキャラの前に立つと中ボスおにぐも戦に。
数人が強力な武器を持っていればほぼ相手ではないでしょう。
倒すと無事、だいかくの珠が手に入ります。

次はしののためにおおつかのさとへ。


おおつかのさと

最初にしのを仲間にした際には太刀打ちできませんでしたが、もう戦力十分、げんじんとの戦闘に挑みましょう。
中身はらせつぼう一体で、もう大した敵ではありませんので、ばっさり斬って捨てましょう。
待望のしのの最強装備、むらさめまるとしのの珠を入手。

これで、晴れて八犬士と八つの珠がが揃いましたので、静姫に会いに行きましょう。
・・・と言っても、まだ少しレベル上げ等をする場合はまだ合流しなくても可です。

理由としては、
・8人でさえも移動速度かなり遅いのに、静姫も合流するとさらに移動がノロノロに
・戦闘参加しない静姫ですが、仲間にすると宿代は9人分とられる
ということで、わずかではありますが、まだ本編攻略を進めない場合は仲間にしないのもありです(といっても大した差ではないのですぐに合流でもOK)。

いざ、静姫の待つかのうのむらへ。


かのうのむら

村に入り、静姫に会うと、すべてを集めてきた労をねぎらい、いざたまずさ退治に、と静姫も合流、本格的に攻略ストーリーに入ります。
と言っても、本作お約束、先に行くヒントは一切もらえないので、ここからはノーヒントの場合は隅々までマップを回るような感じになります。
実際には、各人の最強装備(現時点で入手できるものまで)→重要アイテム集め→中ボス退治&先の村へ→大ボス(たまずさ)退治と向かうことに。


いよいよ9人旅になってからは、引き続き

攻略チャートその2へ続く


キャラクター紹介

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個性あふれる8人が操作できるメインキャラクターですが、術は移動と回復以外ほぼ使えないので空気、結局みんな強い装備を身に着けてひたすら殴るだけになりますので、あまり個性が光らなくなります。

一応8キャラクターそれぞれの特徴を。
珠の並び順、仁義礼智忠信孝悌 に合わせてご紹介。


しんべい 犬江 親兵衛 仁(いぬえ しんべえ まさし)
珠:【仁】
出発地:かのうのむら
主人公にしない場合、誰から始めても一番最後に仲間になる。
生速さが高く、命中率が大切な本作においてボスにもよく攻撃が当たるものの、シンプルに攻撃力が低いとダメージが極端に低くされるため、ザコ狩りでだけ有能。
最強武器はすばるのさとでもらえるそうりゅうのかま
全最強武器中攻撃力は最低だが、唯一2回攻撃ができる武器。


そうすけ 犬川 荘助 義任(いぬかわ そうすけ よしとう)
珠:【義】 
出発地:ようろうがわのさと
一人旅の内は敵に会わないという特殊キャラ。
生が低く、法が高くなり、唯一高度な回復呪文を使える。
命の湖に行かない限り呪文を使えない。
主人公が、しんべいかしのの場合のみとらいみんのさとでもらえるじゅばくのひもが最強武器。
防具も最強クラスで固くなるので、生が低くても被ダメージは最小になりがちで、じゅばくのひもがある場合はメインアタッカーになりえる。


だいかく 犬村 大角 礼儀(いぬむら だいかく まさのり)
珠:【礼】
出発地:こうしんさんのむら
銃火器が得意な他は、呪文も使えず平凡めなキャラです。
最強武器はてんぐのうちわですが、他に有力な装備先(特にげんぱち)がある場合はからくり兄弟救いイベント中にもらえるなんばんだらいが次の候補です。


けの 犬坂 毛野 胤智(いぬさか けの たねとも)
珠:【智】
出発地:よりいのまち
装備が軽装備だけで、はやさが高めになる、いわゆるスピードキャラ。
初歩回復呪文と炎系の攻撃呪文が使えます。
序盤から、かなり安めで優秀な武器が手に入り、最強の防具がくろしょうぞくで、安さの割に高い防御力を誇るため、コスパがよいです。
しかし、残念ながら頭装備が強くならないことや、攻撃呪文が役立たずなのもあり、終盤力不足になりがちです。
最強の武器はくずうのむらでもらえるしんりょうのおおぎです。
序盤はふきや、中盤はてんぐのうちわ、最後しんりょうのおおぎと繋いでいくと安定です。


どうせつ 犬山 道節 忠与(いぬやま どうせつ ただとも)
珠:【忠】 
出発地:としまのまち
ゲームでは登場時、なぜか「いぬかいどうせつ」と名乗る、いきなり設定バグな人ですね。
小説での設定では姓は犬山のはず。
最強武器はてっこつけん。店売りで手に入るので入手難易度は低く、また、当人は力がよく伸びるので、攻撃力がかなりのものに。
呪文も使えるキャラですが・・・本当に空気程度、不要ですね。
 

げんぱち 犬飼 現八 信道(いぬかい げんぱち のぶみち)
珠:【信】
出発地:ふるかわまち
登場時にまさかのよろいむしゃに襲われているかわいそうな人。
主人公の時は行く方を間違えるだけでいきなり死亡確定という。
最強武器はてんぐのうちわですが、てんぐのうちわは汎用性が高い(複数名の最強武器になる)ので、たまおのむらでもらえるやみうちのやりでも。


しの 犬塚 信乃 戍孝(いぬづか しの もりたか)
珠:【孝】 
出発地:おおつかのさと
物語の里見八犬伝の主人公。
村人すべてと許嫁を毒殺され、村人はみなげぼと声を出して〇んでいくというシュールな光景スタートです。
最強武器はむらさめまる。
村を滅ぼしたらせつぼうに復讐して倒せば入手できるものの、途中で(静姫を仲間にした後宿屋に泊まると)盗まれてしまいます。
まえばしのしゅくで中ボスふなむしを倒すと取り返せます。
らんふうへき、むふうまく、たつまきがえしという、防御力を上げる数少ない役立つ呪文が使えます(攻撃力の高いボス戦でありがたい)。


こぶんご 犬田 小文吾 悌順(いぬた こぶんご やすより)
珠:【悌】
出発地:とうがねのむら
生とちからが最初から高く、僅か200両で最強の武器せっかんぼうが買えてしまうので、序盤はメインアタッカーに。
しかし、ちからは結局255でストップしてしまうため後半は他のキャラと大差無い攻撃力になり、さらにはさやの低さが仇となり、後半は強敵にはほとんど攻撃が当たらず、戦力としては微妙になってしまいます。


裏技・バグ

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本作はかなり荒いつくりなため、かなり堂々とバグが存在します。
もちろんバグを利用して攻略するのはよしとしない方もいるでしょうが、本作の場合、知らずにバグに出くわすと、以降進行不能になるという致命的なものまであるため、一応は知っておかないと危険です。


謎のこつかのむら

行ったことのある村などに飛べる呪文、きこうてんですが、静姫を仲間にすると、なぜか行ける場所の中にこつかのむらという場所があります。
選択して移動してみると一面海というマップ。
移動も何もできなくなります。
きこうてんが使えれば戻ってこれますが、そうすけの法が足りず、ほうおうのはねも無ければ詰みになりますので気をつけましょう。
なお、法が足りない状態できこうてんを使うと、法がたりない表示の後、謎の草むらにワープします。
予備のマップチップ置き場なのか、家に入れない変な村があるあたりをウロウロできるだけで、境界まで歩くとまた海の中心にワープしてしまい、詰みです。


そうすけ最強武器じゅばくのひも

しんべいかしのが主人公の時のみ、とらいみんのさとで話をするとじゅばくのひもという道具がもらえます。
これは、つかう、ことで装備することができ、そうすけの最強の武器になります。
※これがないとかなりそうすけの戦力は弱くなる
装備者を選ぶことができず、直線に装備を変更した者に装備される仕組みですので、まずはそうすけになんでもよいので装備させ、その後じゅばくのひもをつかうとそうすけにじゅばくのひもが装備できます。


ボスと話すとバグる

ボスに近づくと、会話が始まって戦闘が始まるのが普通ですが、最後の一歩、ボスの目の前に着くまでの歩いている間にAボタンを押すと、メニューが出せてしまいます。
その状態ではなすを選択すると先に会話が始まってしまったり、会話後、普通に移動してまた会話が始まったり、メニューを出した状態でちくうとうひを使ったりすると進行がおかしくなることがあります。


ボスを倒したことになってしまう

ボスに近づく最後の一歩で普通の敵が出てきて、それを倒すとボスを倒したことになってしまう。ラスボスにも有効。
ただし、むらさめまるやてっきせいこん等は手に入らなくなる。
その状態で敵から逃げると、画面のボスがフリーズしてエンカウントが発生しなくなる。
解除するには一度部屋から出ればよい。
きこうてんの表示がおかしい
死者が出ると、基本的に死者のいた村がきこうてんのリストから外れる。
変わりに生存者の村が重複していたり、命の湖がリストに入っていたりする。
2ページ目以降にはさしたる変化は見られない。
ちくうとうひの有効活用
迷宮から出る効果のあるちくうとうひは、地上で使うと直前に入った建物の前にワープすることができる。






攻略チャートその2

レトロゲーム攻略  >  ファミコン  >  新・里見八犬伝  > 攻略チャートその2 いよいよ本作の楽しくなってくるあたり、静姫を加えて本格的に攻略開始です。 まずはパーティー戦力の拡充を目指し、だいかくを仲間にしたこうしんさんのむらまで北上して戻り、そこから...